院長の貴島です。
当院では乳がんや消化器がんの遺伝子検査をはじめました。
今日はその中でもすでに反響の大きい「乳がん」の遺伝子検査の話をしようと思います。
「なんで小児科でがんの遺伝子検査?」と思われるかもしれませんが、私が当院に導入しようと思った一番の理由は「子どもたちを守るべき立場であるご両親にお子様たちが大きくなるまでしっかり健康でいてもらいたい」という願いからです。
私の叔母は42歳という若さで幼い子供達を残し、乳がんで亡くなりました。
当時、小学生だった私にとっても衝撃的なことで、いとこたちのことを考えると胸が締め付けられる思いがしたことを今でもはっきり覚えています。
私自身も親になった時から「子どもたちが自立するまでは何がなんでも生きていなくては!」という思いを強く持っています。
きっと多くの親御さんも同じ気持ちだと思い、遺伝子検査を始めることにしました。
特に乳がんは若いお母さんたちが患って亡くなられる方も少なくありません。
乳がんの検査といえばマンモグラフィーだと思いますが、働くお母さん方にとってはなかなか検査に行く時間を取ることが難しかったり、そうでなくても痛いし、抵抗がある方も多いと思います。
その結果、発見が遅れてしまったりすることもあります。
当院でできるミアテスト乳がん遺伝子検査は血液検査だけなので、簡便でかつ早期発見や罹患リスクを知るのに非常に優れているというのが特徴です。
血液中のマイクロRNAという物質を測定することにより、乳がん患者ならびにリスク患者の97%を見つけることができます。(これは他の画像検査などに比べても非常に高い数値です。)
ぜひ一人でも多くのお母さんたちに検討していただきたいと思っています。
ちなみに消化器がんの遺伝子検査もはじめました。
こちらも早期発見が難しいすい臓がんや胆道がんなどを見つけるのに適していますので、ご興味がありましたら院長までぜひお尋ねくださいね。
近々こちらについてもブログで書きたいと思います。