こんにちは、事務の川邊と申します。
いつもこどもクリニックきじまのホームページやブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
突然ですが、いま花粉症でお悩みの方はいらっしゃいますでしょうか?
花粉症は別名「季節性アレルギー性鼻炎」といい、主な症状としては鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどがあります。当院でも三月頃から、これらの症状を呈する患者様が多く見受けられたかのように思います。かく言う私も、スギとハンノキに対してのアレルギーを持っており、毎年この季節は花粉に悩まされております。特に今の世の中の状況を考えると、くしゃみ一つをとっても周りの目が気になりますよね…。
ところで、どうして突然花粉症の話を始めたかといいますと、先日小さくて可愛らしい患者様からこのような質問がございました。
「ねぇねぇ、花粉症ってなに?」
花粉症とは何か?アレルギーとは何か?これらを改めて学ぶ良いきっかけを患者様からいただきましたので、今回は「お子様でもわかるような」を目指して、「花粉症」と「アレルギー」についてお話ししていきたいと思います。
私たちの体にはたくさんの仕組みがあります。歩いたり、食べたりできるのも体の色々な仕組みが合体してできていることです。その中の一つに、体にとって良くないものが入ってきたら、体を守るためにそれらをやっつけようとする仕組みもあります。この仕組みを「免疫(めんえき)」といいます。この免疫という仕組みのおかげで、私たちはウイルスや細菌という名前のばい菌たちと戦うことができます。そして、ばい菌たちを食べたり、攻撃をしたりする小さなヒーローが私たちの体には存在しています。これを「細胞(さいぼう)」といいます。
一方で、私たちの体にとって特に問題のないものに対しても「これは良くないものだ!」と細胞たちが激しく反応してしまう時があります。実はこれを「アレルギー」といいます。もちろん、人によって「良くないものだ!」と反応してしまう物質は違います。例えば、「卵アレルギー」がある人の体にとっては、卵が「良くないものだ!」と思っているのですね。
では、花粉症はどうでしょうか?花粉症の人は、花粉を「良くないものだ!」とその人の体が思っているから起こる症状なのです。良くないから体から出したい!そうだ、鼻から出そう!こうして鼻から出てくるものが皆さんの知っている「鼻水(はなみず)」というものです。ちなみに口から出そうとすると、「くしゃみ」や「咳(せき)」になります。
花粉以外にもアレルギー原因になるものは世の中にはたくさん存在します。むしろ、世の中にあるもの全てがアレルギーの原因になる可能性があるのです。では、アレルギー症状がでないようにするためには、どのような対策をすればよいのでしょうか?
何事にも正しい知識というものが必要です。アレルギーかもしれない、と思うことがあれば、いつでもこどもクリニックきじまに相談してください。院長以外にもアレルギーに詳しい先生がいるので、ぜひ来てください。アレルギーの検査も実施しておりますよ!
皆さんで自身のアレルギーや周りの人のアレルギーに対して理解をし、みんなが笑顔になるような、より良い生活を心がけていきましょう。そして、皆さんの食べたものが、体の中の小さなヒーローたちを育てていきます!アレルギーである食べ物を食べることは難しいですが、そうではない食べ物を食べて、小さなヒーローを育てて、ばい菌たちに打ち勝っていきましょう!!