本院

公私混同しまくり院長のこれからの野望

2022.06.22

院長の貴島です。
毎月22日から28日までは診察を休診し、診察以外のこと(主に経営業務)をいろいろやる期間にさせていただいております。
(おそらく7日も診察しない期間があると、私の性格上むずむずしてしまうので、予告なく臨時で期間中も急遽診察をしてしまうかもしれませんが。)
1週間も外来に出ないことは大変不安ではありますが、何かあれば遠慮なく私に直接連絡をいただけるとありがたいです。
すぐには応対できなくても可能な限り速やかに対応いたします。

この期間に遠くに出張に出かけたり、医学教育や子育て講演会をしたり、心の問題を抱える小児やその保護者の方の診察・カウンセリング、自分自身の技術をより高めるための学習期間にしていくことも考えています。
また海外から来られた患者様が安心して受診できるクリニックにするための準備もまだ途中ですし、将来的には療育施設や学習塾、あわよくば幼稚園か保育園、学校もいつかは作りたいと思っています。(病児保育も作りたいのですが、うちではなかなか補助金が獲得できず、苦戦しています。)
ママ友/パパ友の会があったら都合さえ合えば、院長レンタルも無料でできますので、もしよろしければお誘いください。

ちょっと前から全ての患者さんに私の個人の電話番号を公開し(LINE@に定期的に流しています。診察終了後の患者様であれば受付で聞いたら教えてくれます。)、個人のInstagram【@kizy0811】や中には私の書道アカウント【@yugen0811】をフォローしてくださっている患者様もいらっしゃいます。
おかげさまで本日は定期休診初日ですが、今日もたくさんのメッセージやご連絡をいただきました。
私が休診していても私を頼りにしてくださり、ご連絡をいただけることに心より感謝いたします。ありがとうございます。

私はもともと僻地医療に強い興味がありました。
僻地の医療が届かず困っている地域の医師になってその地域の医療を守りたいとずっと思っていて、大学教授を辞めたらどこかの僻地へ行こうと思っておりました。そしてその土地に生涯を捧げ、24時間365日ずっと張り付いてその地域に長年尽くしていくのが夢でした。
(今でも僻地の医療求人を目にすると若干未練の目で見てしまいます。笑)

ところが大学教授を辞した6年前、まだ下の娘がその当時小学6年生で、どうしても子どもたちと離れて暮らすことができない子離れできない自分がいて、娘は都会の進学校に通わせたいと思っていたことから悩みに悩んで、結局夢とは正反対に家族で大都会・大阪に引っ越してくることになったのが5年前です。

18歳までを主に鹿児島で育ち、その後は九州・山口/四国/関東圏/北海道/岩手/沖縄で働いておりましたので、大阪には縁もゆかりもなく、そもそも大阪のような都会には自分の医師としての存在意義はそもそもない気がしてとても迷いましたが、娘の行きたい学校が大阪にあったことからまずはそれを優先して、娘が高校を卒業したらどこか僻地に行こうと当初は考えておりました。
でも実際に大阪の都会のど真ん中で開業してみると、都会のど真ん中だからこそ困っている子どもたちや親御さんがたくさんいて、自分が想像していた以上に田舎よりも都会の1次医療体制は充実していないと感じました。(特にアレルギー診療では困っている患者様が非常に多いのが印象的でした。)

たまたまご縁があった福島区にこそ今は自分のような志の医者が一人くらいいても許されるかなと思い、この福島区にこれからの自分の生涯を捧げようと覚悟を決めるまでに時間はそう必要ありませんでした。

そうと覚悟を決めたらもともと全く知らないコミュニティですので、いかに溶け込んでいくかを考えた時に、自分をしっかり活用してもらうためには自分の全てを曝け出さないといけない気がして、自分のプライベートの電話番号公開に踏み切りました。
(無謀なことをしている自覚はあるのですが、意外とそうでもなかったです。)

でもそんなことをする開業医なんてあまりいないようで、患者様も遠慮してそれほど電話もかかってくるわけではないんですよね。ショートメールも意外と控えめで、もっと気軽に自分を利用してもらいたいし、引っ越しで福島区を遠く離れることになっても「知り合いの医者に気軽に相談する」ような関係を作っていきたいと思い、次に思い立ったのがInstagramとFacebookの公開です。
クリニック用を作るのではなく、個人のアカウントを公開することに意味があると感じ、本当にくだらないことしか投稿していないのでかなり躊躇しましたが院長個人のInstagram【@kizy0811】の公開とFacebook【kijima yu(貴島 祐玄)】の公開に踏み切りました。
※注※「貴島祐玄」とは私の書家としての名前です。したがってFacebookで検索する場合はローマ字検索でなければ私のアカウントは出てきません。

クリニックでは善人ヅラをしているので、自分の欠陥が曝け出されまくっているアカウントを公開して、果たして患者さんをガッカリさせてしまわないだろうかという気持ちはいまだにありますが、診療しているときの自分が偽りの自分だとは思っていないし、普段のダメダメな自分も偽りではないので割り切って公開してみました。
実際に公開してみると患者様の子育てへの思いをますます感じることができ、交流も気軽にできるようになって、結果的に思い切って良かったなぁと感じています。

昔からよく公私混同する私は「お節介が過ぎるのが欠点」だと言われてきたのですが、いまさら性格なんて変えられませんし、「一人前の熱い変人になる!!」と覚悟を決めて今日まで生きてきましたので、これからもその方針で行きたいと思っています。

今は十三に住んでいるので少し福島区から離れているのですが、娘が高校を卒業する頃には福島区に引っ越して自宅の場所も公開し、夜間に何かあった時には私の家に突撃してもらえるようにしたいと考えています。
(出張やたまに飲みに出かけたり、旅行に出かけてしまったらお許しください。その時は電話で極力対応いたします。)
もちろん賛否両論あることだと思うのですが、僻地でしたかった出来るだけ親密な医療をこの福島区で私はやっていこうと思っています。

つい最近、ある患者様のお祖母様に「今まで色々なお医者さんに診てもらってみたけど、貴島先生に診てもらうとホッとする」と言っていただき、すごく嬉しい気持ちになりました。私はプライマリケアの指導医資格は持っていますが、専門はやはり小児科なので、本当は内科の専門家からすれば力量は間違いなく不足しています。
でもご縁をいただいた患者様に何が何でも丁寧な良い医療を提供する(場合によっては責任を持って専門医療機関に繋ぐ)という情熱だけは人一倍あると思っているので、ご縁をいただいた患者様の健康のことは丸ごと責任を持って最大限に親身になって今後も引き受けたいと思っております。
いつかこの地で子どもたちも、そしてその親御さんも、さらには祖父母さんも診療して、在宅で看取りまでしていけるようになりたいと思っています。

私の子どもも、そしておそらくそう遠くない将来にできるであろう私の孫も、この福島区で育っていくと思いますので、もっともっと患者様とより良い関係が作っていければいいなぁと感じています。

話は変わりますが、近々「院長ゆっくり外来」というのを作ることにしました。どうしても院長希望の患者様が多くて普段はなかなか十分に話を聞いてあげられていない可能性があり、「あの患者さんとはもっと時間をかけて話したかったけどな」と日々の反省で感じることも多く、それが私のストレスになっていました。
「院長限定枠がすぐに埋まるから、なかなか院長に診てもらいない」という声も非常に心苦しく、予約なしで来られた患者様もお待ちいただきながらも出来るだけ早く診察できるように努めてはおります。
でもどうしてもなんか自分の中でモヤモヤする気持ちが残ってしまっていたんですよね。

そこで「もっとゆっくり院長に話を聞きたい」と思ってくださっている患者様に、30分程度の枠で完全予約制にて時間を作ってみてはどうかと思いついたのです。
この外来は予約時間から出来るだけお待たせすることもなく、普段の外来よりももっとゆっくり色々なことをお話しできるのではないかと考えています。もし宜しかったら7月または8月からの運用を予定しておりますのでご利用ください。
(詳細は近日中にLINE@とHPにアップする予定です。LINE@に未登録の方はぜひ登録のほどよろしくお願い申し上げます。)

また実は私は書道師範の免許も持っており、書家としての一面もあるため、近々「書道教室」も作る予定です。
もしご興味がある方はぜひ参加してみてください。(15人程度の教室にしたいと思っております。)

私自身は子どもも28歳と17歳になって、子育てがひと段落つきましたので、今度は今のかかりつけの患者さんたちをこれまで以上に自分の子どものように(孫のように)大事にして、皆様がますます成長していつか成人を迎えた時に「おめでとう」と言ってあげられることが私の夢です。
(願わくば一緒にお酒が飲めたら最高。笑)

3月に体調を壊し、長期療養いたしましたが、同じ過ちはもう繰り返さないように健康には注意するつもりです。
過労死はしない程度で、福島区に超密着した町医者として生涯現役でバリバリ頑張って働いていきたいと考えておりますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

icon tel 電話

050-5527-9910

電話

WEB予約

icon line
icon x
icon ins