本院

赤ちゃんの設計図

2025.12.29

当院の理事、貴島千彰がこの度第一子を授かりました。
予定日は1月半ば。理事本人よりも気が気でないコメディカル部部長の林です。

小児科で働きだして早16年目。お子さまヲタクの私が、赤ちゃんの神秘をお話します。

今回のテーマは「赤ちゃんの設計図」。
赤ちゃんという生き物は、かわいい見た目とは裏腹に、実に緻密な設計図で構成されている、というお話です。

人間(大人)の全身の骨の数は206本。それに対し、産まれたばかりの赤ちゃんの骨の数は300本。大人よりも100本も多いのです。
「大人になると骨の数が減るの?」
数だけ見るとそうですが、少しニュアンスが違います。

胎児は狭い狭い産道を通って出てこないといけないため、骨は柔軟でよく可動する必要があります。大人になると頭蓋骨は1枚の球体のような形状になりますが、赤ちゃんのうちは4枚の骨で構成されています。
また、成長に伴い、身長が伸びたり筋肉がついたりする過程においても、骨は柔軟である必要があります。成長の過程でこの「柔軟さ」は非常に重要な要素となりますが、見方を変えるとこの「柔軟さ」は「不安定」とも取れます。
柔軟ないくつかの骨は成長に伴い、融合して一つの骨として完成します。融合することで骨は安定し、動作が洗練されます。
この骨の融合は幼少期だけではなく、大人になるまで続きます。

神が描いた赤ちゃんの設計図には大人になるまでの成長戦略が明確に組み込まれています。

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