本院

チャイルドシートの重要性

2020.05.18

はじめまして。こどもクリニックきじま 救急救命士の乾です。

ブログテーマは『チャイルドシート』です。
私には5歳になる息子がいるのですが、チャイルドシートに座ってもらうのが難しいお年頃になってきました。しかし、大切な家族を守るために、 座るのを嫌がる子供をチャイルドシートに座らせなければいけません。

私はクリニックで勤める前は、消防士をしておりました。当時、消防車や 救急車で交通事故現場に行った際、大ケガを負った子供をたくさん目の当 たりにし、また、後遺症や顔に傷跡が残るようなケガをした子供をたくさ ん見てきました。

事故の衝撃は想像以上に強いものです。例えば時速 40 kmで走る車が衝突 する瞬間に10 kgの子供の体重は、減速度によって約 30 倍の 300 kgにもな ります。抱っこしているお父さん・お母さんの力ではお子様を支えきれま せん。取り返しのつかないケガを負わせることになります。親はそういう 状況になった時にようやく、「チャイルドシートに座らせておけばよかっ た、、」と思います。『後悔先に立たず』とはこのことです。 また、自転車乗車時における子供のヘルメット着用も大切です。子供は大 人に比べて、頭の重さが体重での占める割合が高く、転倒した際に頭をケ ガしやすい傾向にあります。子供の同乗時および乗車中はヘルメットを着 用させて、万一のために頭を守ってあげてください。

毎年、1歳~4歳までの死因1位は「不慮の事故」です。不慮の事故には 様々な事故が含まれますが、中でも交通事故が大半を占めています。手洗いうがいで感染症を予防するように、チャイルドシートやヘルメットでケガを未然に防ぎ、命を守っていただきたいと思います。

お子様の急な事故(転倒、転落、外傷など)も当院では柔軟に対応させて いただきます。重症度により他院に紹介させていただく場合もございます。

大切なお子様をどうぞ守ってあげてください。

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